1つの行動1つの片付け 1023


掃除をすれば、掃除後に使った、掃除用具を片付けます。
机の上で仕事をすれば、仕事が終わると、鉛筆・ノート・パソコンなど、机の上を片付けます。
釣りに行けば、釣りが終わると、使った釣り道具を片付けます。

こんなことは、当たり前ですが、なかには仕事が終わると、机の上を散らかしたままにして帰る人がいます。
このように片付けが、なかなかできない人も、多いようです。

ここで、「割れ窓理論」を紹介します。
たとえば、窓を割れたままにしておくと、「ここは防犯が、手薄だ」と思われ、犯罪が起きやすくなります。
しかし、そうしたスキを見せないこと、または小さな犯罪を徹底して取り締まることで、凶悪犯罪発生率を、抑えられるというのが、割れ窓理論という考え方です。

有名なケースでは、落書きだらけで防犯の温床だった、アメリカの地下鉄から、落書きを徹底的に消すことで、治安が向上した、という例があります。
また、ディズニーランドやディズニーシーでは、ちょっとした施設の傷や痛みも見逃さず、こまめに補修します。
小さなゴミ1つ落ちていない状態に、徹底することで、スタッフだけでなく、来場者のマナー向上にも、役立っているのです。

割れ窓理論は、私たちの生活や仕事にも、当てはまります。
家の中が散らかったり、机の上が散らかったりしていると、周りの人も「ちょっとくらい散らかってもいいか」と感じ、どんどんルーズになっていきます。

1人ひとりが「自分ぐらい」「ちょっとくらい」と考えるのを、止めましょう。
1つの行動で、必ず1つの片付けを、心がけましょう。

周りのみんなも、同じように必ずキレイに、片付けるようになります。
行動と片付けは、必ずセットなのです。

2022年01月21日