しあわせになるための指針を、10か条にまとめました。
これから意識して、生活しましょう。
笑顔- 明るい笑顔ができる
(笑顔はげんきのもと、自分・周りのみんなを幸せにします) - 挨拶
- 明るく、いつでも、先に、続けて挨拶ができる
(挨拶は、自分を大切にする心、相手を大切にする心が育ちます) - 無言掃除
- 隅々まで無言で、きれいに掃除ができる
(ごみのない場所にすることで、自分の感性や心が大きく伸びます) - 素直な心
- 素直な心で話を聞き、「はい」と返事ができる
(言われたことを、自分に生かすことができ、自分を大きく成長させます) - 感謝
- 心を込めて「ありがとう」と言うことができる
(誰からも愛され、感謝される人になることができます)
夢・目標- 夢・目標を持ち、志や思いを高くして、生活ができる
(将来を思いえがき、意識しながら真っすぐ、力強く進むことができます) - 好奇心
- 「なぜだろう」と好奇心を持ち、学習を深めることができる
(自分自身の可能性が大きくなり、可能性が無限大になります) - 前進
- 積極的に行動し、前進することができる
(前を向き、一歩一歩着実に行動し、前進することで、成功が近づいてきます) - 愛
- 自分・友達・家族など多くの人を愛することができる
(愛し、愛され上手は、みんなから好かれ、可愛がられ、幸せになります) - 利他の心
- 他の人のためになることを、進んですることができる
(人に喜ばれ、役に立つことをすることは、自分を大切にすることになります)
★笑顔(明るい笑顔)
テレビのコマーシャルなどに出てくるいろんな方の顔をじっくり見て下さい。何か気づくことはありませんか。
怒った顔、普通の顔などありますが、やはりなんといっても笑顔が多いのに気づくと思います。
笑顔を見ると、見る方の心が気持良く、温かになります。笑顔を見るだけで、良い気持ちになり、一日中がなんだか楽しく過ごせそうな気持ちになります。
では、皆さんは、笑顔でいることが多いでしょうか。また、笑顔でいつもいようと努力しているでしょうか。
いつも笑顔でいる人といつも怒ったような顔をしている人では、どちらの人があなたは、好きでしょうか。
やはり笑顔の人が好きではないでしょうか。私もなんといっても笑顔の人が大好きです。
自分が笑顔になると、相手を気持ちよくさせるだけでなく、自分自身の心も気持ちよく、楽しくなります。
笑顔は、動物の中でも人間だけができるものです。人間にとって素晴らしい能力だと思います。人は、楽しいから笑顔になるのではなく、笑顔になるから楽しくなれるのです。
笑顔は、朝鏡を見て、笑顔になる。ちょっとしたことでも楽しく笑うなど、自分の心がけしだいで、簡単に笑顔になれます。もちろんお金もいりません。
きっとみなさんは、いつも笑顔満開でしょうね。
これから笑顔満開で、さらに幸せな人生になれることを期待しています。笑顔最高。
★挨拶(あかるく いつでも さきに つづける)
朝から「おはようございます。」の大きな声、とっても気持ちがいいです。朝からとってもいいスタートが切れたような気がして、嬉しくなります。私も負けじと「おはようございます」の大きな声で、あいさつします。あいさつは、最高のプレゼントです。
みなさんは、あいさつを毎日意識していますでしょうか。それともあまりあいさつをしていないでしょうか。
あいさつができる人は、きっとみんなから喜ばれて、明るく幸せな未来があるように思います。逆にあいさつができない人は、みんなから喜ばれず、元気が出ない生活を送りそうです。
あいさつは、人として生きていくうえで最も大切な流儀です。ですから、ぜひ「本物のあいさつ」を身につけてください。
相手からあいさつをされて一応声を出すとか、うつむいて小さな声で言うあいさつは「本物のあいさつ」では、ありません。「自分から」「笑顔で」「大きな声で」「心をこめて」「相手の目を見て」言えて、初めて「本物のあいさつ」と言えるのです。
今まであいさつが苦手だった人は、ぜひ自分からあいさつをしてみてください。きっと周りの世界が変わり、あなたを見るみんなの目が変わると思います。
楽しみながら、積極的にどんどんあいさつをしていきましょう。あなたに、たくさんのいいことがきっとおこるでしょう。
★無言掃除(美しい環境)
今まで、あなたはもしかしたら嫌々掃除をしていませんでしたか?そんな人は、これか らは自分から進んで、心をこめて掃除をしてみましょう。「こんなにきれいにしておけば、
ここ を使う人は気持ちいいだろうな」・・・そんなことを考えながら掃除をすれば、自分も気持ちいいはずです。
そう考えることができれば、「掃除は外見をきれいにするだけでなく、心もきれいにできる」ということに気がつくでしょう。誰も見ていないところでも、
一生懸命、無言で、楽しく掃除をしましょう。
そうすれば、環境が美しくなり、自分の心も、どんどんきれいになっていくはずです。
★素直な心(はい わかりました やってみます)
小さい子どもは、純粋で真っ直ぐな素直な心を持っています。素晴らしいことだと思います。大人の心は、どうでしょうか。いろいろな経験をしながら、だんだんと素直でない心に変わってきては、いないでしょうか。
だんだん自分に自信がなくなったり、相手の言葉をなかなか受け入れることができなくなったり、学んだことを生かしたりしようとしなくなったりしていませんか。
いつの間にか気がつけば、心が弱くなって、素直な心でなくなってしまってはいませんか。
素直な心とは、まず自分に素直であり、自分の考えに自信を持っています。
そして、他の人の話に耳を傾け、しっかり聞くことができます。
聞いたことを自分のものにして、役に立つことなどを積極的に実行できる心です。
素直な心は、人間にとって純粋で最高の心ではないでしょうか。
素直な心を持っていると、誰からも好かれるようになります。積極的にいろいろなことを学んだり、教えてもらえます。学んだことを即実行できる行動力が生まれてきます。素直な心は、人として大きく成長できる大切な心でもあります。
素直な心の人は、「はい わかりました。」「いいことが学べました。」「がんばってやってみます。」などの言葉をよく使います。
もし素直な心を忘れてしまっていたら、もう一度素直な心を取り戻しましょう。素直な心は、あなたの大きな力になってくれます。
★感謝(ありがとう)
「ありがとう」の言葉は、なんだか心があったかになる魔法の言葉です。
この言葉は、相手に対してのお礼の言葉であると同時に、自分が相手に対しての感謝の気持ちを素直に表現した言葉です。ありがとうの言葉の裏には、その人の温かい人間性を垣間見ることができます。
「ありがとう」の言葉は、人生において、生きていく上での大切な言葉です。
標語を紹介すると
「ありがとう やさしいことば つかおうよ」
「ありがとう あたたかことば きもちいいよ」
「ありがとう たくさんつかって いきたいな きっとみんな えがおになるよ」
などあり、積極的に使って行くことの大切さを感じます。
「ありがとう」と日常的に使う習慣がある人は、誰からも感謝され、愛される素晴らしい人生を送ることができるでしょう。
「ありがとう」の言葉が口癖になるようこれからも意識して使っていきましょう。
★夢・目標(志や思いを高く)
みなさんは、夢・目標を心の中に持っていますか。
夢・目標などなくて、毎日をなんとなく過ごしている人は、いませんか。
なんといっても夢・目標がある人の生き方は、大変強いように思います。夢・目標に向かってどんどん前進していきます。夢・目標に近づく喜びがあるとともに、上手くいかない場合もあるでしょうが、それを逞しく乗り越えて、前進していく強さがあります。
夢・目標がなくて、毎日をただなんとなく過ごしている人と比べると、大きな違いがあるように思います。また、人生の結果において、大きな差が出来るように思います。
私自身も夢(先生になって、子どもたちにいろいろなことを教えたい)がありました。そのための目標(高等学校・大学に進学し、教員免許を取得する)に向かって、いろいろな辛いこともありましたが、今こうして、37年間教職経験ができ、夢・目標は叶っています。
夢・目標を強くもっていると、夢や目標に向かってどんどん前進していきます。少しずつ少しずつ夢・目標が近づいてきます。願いが強ければ、強いほど必ず目標が叶います。
イチロー選手は、小さいときからプロの野球選手になることを夢見て、毎日努力をしていました。
これから夢・目標をしっかりもって、自分の人生を歩いて行ってください。
大きな希望が、必ず見えてきます。
★好奇心(なぜだろう)
理科の学習で、「すがたをかえる水」の学習がある。子どもたちは、水が姿を変えるなんて驚きである。では、どうすれば変わるのであろうか。何に変わるのであろうか。
まず、思いつくのは、温度を高くすればどうなるだろうかであろう。さらに、温度を高くするとどのような変化が起こるかであろう。
実際に水の温度を高くする実験をすると不思議なことが起こり、好奇心が湧いてくる。
○どんどん泡が出始める。
☆どうして泡が出るのだろう。
○温度が97度になり、そこからは上がらない。
☆どうして97度から上がらなくて、ずっと97度が続くのだろうか。
☆教科書には、100度とあるのに、どうして100度にならないのだろうか。
○水が減っていく。
☆減った水は、何に変わるのであろうか。
次から次へと好奇心が沸いてくる。好奇心が湧いてくると何とか秘密を発見したいという強いエネルギー(気持ち・意欲)が湧き起こってくる。
例えば、温度が97度から上がらないのは、水道水の中に、不純物が混ざっているのではないか。アルコールの温度計では、正確に測れないのではないか。水の中に温度計を入れる
位置が悪いのではないか。温度計を入れる穴が大きかったのではないかなど、好奇心が湧いてくる。
好奇心は、子どもの心で表現すると「おや、何故だろう。不思議だな。おもしろい。やってみたい。どうして思った通りにならないのか。」などであろう。
詳しくは、「好奇心(こうきしん)とは、 珍しいことや未知のことなどに興味をもつ心。
物事を探求しようとする根源的な心。自発的な調査・学習といった知的活動の根源となる 感情を言う。 ヒトをはじめ、比較的知能が高い動物でも多くの種にそれがあると思われるよ
うな行動が見られる。」とある。
子どもたちは好奇心旺盛である。そのためにも子どもたちの好奇心から出た言葉を大切にしたい。 その言葉を「すごい。なるほど。おもしろい。」などのすなお言葉(ほめ
言葉)で心と感動を込めてほめたい。
子どものことを述べたが、大人も同じである。そうすることで、好奇心旺盛な人間に育つのではないだろうか。
まさに、好奇心は、人生を豊かに・幸せにするエネルギーである。
★前進(積極的に何でも進んで)
アルベルト・シュバイツアーは、自分の思ったように、「鳥のツグミを逃がしてあげました。」悪いことは、したらいけないということを、勇気を出してみんなに伝えたのです。また、生き物を愛する素晴らしい人です。
アルベルト・シュバイツアーは、大きくなりどんな人になったでしょう。
どんな仕事か分かりますか。
実はお医者さんになられました。貧しい人の命を救うことに、一生懸命努力されました。
30歳の時からは、アフリカの赤道直下の国ガボンのランバレネにおいて、当地の貧しい住民への病気の治療に生涯を捧げられました。
その他、キリスト教の牧師や音楽家、哲学者としても有名です。
ノーベル平和賞を受賞されていて、世界的にも有名な人になられました。
皆さんは、勇気を持って、いろいろなことにチャレンジし、前に向かって前進しているでしょうか。
自分に正直で、素直な気持ちにしたがって、勇気を出して、行動する態度が立派だと強く思いました。
皆さんは、どんな人になりたいですか。
アルベルト・シュバイツアーのように、自分の心にしたがって勇気を出して積極的に前進できる人になってくれれば嬉しく思います。
★愛(自分・他の人を愛する)
人は、幸せになるために、生きています。
どんな人も笑顔、優しさ、思いやり、楽しさ、元気、素直な心、など素晴らしいものをたくさんもっています。
みんなもたくさん素晴らしいものをもっています。人のためにならない人は、一人もいません。 一人ひとりが、とっても大切な大切な人です。
「あ」と「い」をあわせると「あい(愛)」になります。愛という言葉は、言葉の中でもとっても大事な言葉です。
では、だれを愛せばいいのでしょう。まず、自分を愛して下さい。愛でわかりにくい人は自分を好きになってください。自分を愛せない人は、人を愛することはできません。
自分以外の人で、どんな人を愛せばいいでしょう。
友達、お父さん、お母さん、兄弟(姉妹)、おじいさん、おばあさん、近所の人、 地域の皆さん、お世話になった方などたくさんいます。
小さな愛でなく、大きな愛でどんな人も愛してほしいと思います。そして、「愛」いっぱいの社会にして欲しいと思います。
「愛し上手は、愛され上手」という言葉がありますが、愛する人は、愛されるということです。
きっとみなさんも愛する人、愛される人になることでしょう。
★利他の心(他の人のためになることをする)
人は、何のために世の中にいるのでしょう。
自分のためでしょうか。いろいろな考えがあると思いますが、人の役に立ち、たくさんの人を幸せにするために、自分がいるのでは、ないでしょうか。
人の役に立ち、たくさんの人を幸せにできれば、みんなから「ありがとう」と感謝されます。そのことで、私たちは、さらに幸せになれるのでは、ないでしょうか。
自分だけのために、生きているとしたらどうでしょう。自分自身は、よいかもしれませんが、その分他の人に迷惑をかけているかもしれません。それでは、本当の意味での幸せではないのでは、ないでしょうか。
これからどんどん人の役に立つような生き方をしましょう。これこそ「利他の心」でしょう。
大きなことではなく、人から喜ばれること、感謝されるようなちょっとしたことでかまいません。
まさに、仕事は世のため、人のために、頑張っているのでは、ないでしょうか。
人から、喜ばれたり、感謝されると、自分にもたくさんのいいことが必ず返ってきます。
そのことにより、さらに幸せいっぱいになるのは、間違いありません。
人から喜ばれること、感謝されることをどんどんしていきましょう。