
○宴会の席で、仕事のことで口論になり、カットなってケンカした。
○上司の激しい叱責に、怒りが爆発した。
○友だちから悪口を言われ、言い争いになった。
このように相手のちょっとした言葉に、カチンときたり、上司の心ない言葉に、腹を立てたりなど、逆ギレしてしまったりします。
世の中にケンカほど、不毛なものはありません。
こうした怒りの感情を管理し、うまくつき合うことを「アンガーマネジメント」と言います。
心理カウンセラーとして、延べ1万人もの人たちの「心の悩み」を解消してきた、吉家重夫(よしいえしげお)さんによると、そんな「相手の言葉にカチンと、きてしまいそうなときに試すと、腹を立てる気がなくなる」という、便利な方法があるそうです。
どんな方法だと思いますか?
それは、「相手の頭のてっぺんに、チューリップが生えているのを、想像する」のだそうです。
実はこれ、人間関係を悪化させないために、よく知られる方法なのです。
確かに頭にチューリップが、生えている人が、何を言おうが、「頭にチューリップ生やして、何、ムズカシイこと言ってんの?」と、腹を立てる気も失せますよね。
この方法の他に、「頭の中で、相手の言葉の語尾に、勝手にへんな言葉を付けてしまう」という方法も、聞いたことがあります。
相手が「どうするつもりだ!」と言ってきたら、頭の中で「どうするつもりだピョン!」とか付けてしまうのです。
このワザを使うときは、怒られているのに、つい笑ってしまわないように注意です。
このように、相手の言葉に腹が立ってきた時は、自分の気に入った方法で、怒りの感情を管理しましょう。
どんな時も相手の言葉を冷静に受けとめ、相手の挑発に乗らないことが大切なのです。
自分の工夫しだいで、不思議なことに、相手の言葉に、腹が立たなくなるのです。
