不便な生活も楽しい 1050


世の中には、便利なものが、溢れかえっています。
携帯電話、全自動洗濯機、電気自動車、パソコン、コンビニ、宅配便など、たくさんあります。

さらにお金で、食事の材料、お弁当、洋服など多くのものが、すぐに買えるのです。
はたして、そのような便利な生活ばかりしていて、いいのでしょうか。

ここで、熊本日々新聞掲載、女子中学3年生の「自分の生活を見つめ直した」を、紹介します。

私は、テレビを見て、すごいと感動した人がいます。
それは「徳島県の集落に住む自給自足をする一家」です。

その一家は、ヤギ、ウサギ、ニワトリなど合わせて20匹以上の動物と暮らしています。
ガスもエアコンもなく薪を割って、川から水を取り、食事を作っています。
食材は家庭菜園で作り、渋柿で作った酢や、川魚で作ったしょうゆ、そしてみそまで手作りでした。

私がこの一家のすごいと思うところは、晴れた日は家族みんなで外に出かけて食事をしたり、テレビやゲームがないので本を読んだりなど、自分たちなりに工夫して過ごしていることです。

私は、最初この一家の生活を「不便」と思いながら「物珍しさ」でテレビを見ていました。
しかし、家族みんなで楽しそうに暮らす一家の笑顔を見ているうちに、そのような生活は「不便」ではないと感じました。

私は、生活について新たな価値を持った気持ちになり、自分のこれまでの生活を見つめ直すことができました。
私たちは当たり前のように電気があり、不自由なく生活しています。

私も自然に囲まれて生活していますが、もっと自然の良さに目を向け、今の暮らしに感謝したいと思いました。

彼女が言うように、自然の中で自給自足する生活は、不便でなく、自然を活かした生活なのだと思います。
便利な生活が、当たり前と思っている私たちにとって、強く反省させられる話でした。

便利さに浸りすぎている今を見直し、もっと自然を活かした生活を、楽しむようにしたいものです。
不便な生活も、心地よいのです。

何でも便利なものに頼りすぎないで、日常の生活に感謝しながら、自然の良さに目を向けて、生きたいものです。

2022年07月28日