間違いや偶然も大事な発見 1054


いろいろな出来事で、役に立たないことは、ありません。
「間違い」や「偶然」が、発見や発明につながった例は、数えきれません。

付箋紙が、強力な接着剤を作ろう、としていた時の失敗作から、生まれたというのは、有名な話です。
吸い取り紙は、製紙会社の職人が、間違って「ものすごくにじむ紙」を、作ってしまったのが、発明の「きっかけ」です。

万年筆は、品質の悪い万年筆から、契約書にインクが垂れたために、商談をキャンセルされた事に、腹を立てた人が、改良を重ねて飛躍的に品質が、向上したそうです。

消しゴムは、偶然、鉛筆で書いた文字を、生ゴムの固まりでこすったら、よく消えた事から改良されたものです。
ついでに「消しゴム付き鉛筆」は、小さくなった消しゴムが、すぐどこかに行ってしまう事に、困った貧乏画家が、発見したものです。

電子レンジは、軍事機器メーカーで、レーダー技術を改善する研究中に、偶然、技師がポケットに入れていたチョコレートが、ドロドロに溶けた事が、発明につながりました。
「清酒」は、造り酒屋をクビになった男が、腹いせにお酒をダメにしてやろうとして、酒樽に木炭を入れた事から、生まれました。

ビスケットは、一説によれば、スペインのビスケー湾に難破した、船の船員たちが、海水につかってしまった、小麦粉やバターや砂糖を、こねて焼いてみたら、美味しかったのが発祥です。

「間違い」や「偶然」が、新たな発見や発明のチャンスを、与えてくれたのです。
そのチャンスに気づき、改良を継続したのです。

ポイントは、「あー、失敗しちゃった~」で、終わらせない事です。
間違い・偶然として、無視しない事が、大切です。

「間違い」や「偶然」にも、大事な発見があるのです。

2022年08月27日