空の星の美しさに感動する感性 832


夜遅くなり、家に帰る道で空を見あげると、美しい星がきらめいていて、心が清々しくなることがあります。
空の星の美しさに、感動するとともに、生きていることに、感謝の気持ちが生まれます。
まるで、きらめく星が、私を見守り、応援しているようにも感じます。

オランダの画家、ゴッホは、次の名言を残しています。

「私としては確かなことは何も知らないが、星の光景は私を夢見させてくれる。」

このように空の星は、人々にとって、魅力あるものなのです。

ここで熊本日々新聞掲載、女子中学生の「毎日違う空の色や雲の形」を紹介します。

私はよく、空を見る。
初めは無意識に見ていたが、見ているうちに空を美しいと思うようになった。

3年生になり部活動を引退するまで、学校から歩いて帰ることは少なく、引退してから夕焼けの美しさを感じるようになった。
放課後遅くまで友だちと話し、少し日が暮れかけた中、1人で帰路を歩く間は、1日を振り返ったり、友人関係に涙を流したりと、15歳の今だからこそ感じる不安な感情を味わう大切な時間になった。

受験生として勉強に励む私は、学校から帰ると食事を取り、塾へ向かい、遅い日は午後11時ごろ家に帰る。
そんな時、空に広がっているのは、満天の星だ。
家の前に街頭が一つあるくらいで他に明るく光る物がないため、晴れた空には無数の星が輝き、よくある銀河の画像のような光景が広がっている。
よく見ると、毎日少しずつ星座の位置が変わっていることに、3年生になってから気づくことができた。

私たちの身の回りには、自然があふれている。
今は勉強で忙しく過ごし、心に余裕がない時もあるが、そんな時こそ空を見たい。
毎日違う空の色や雲の形、見える星座を、美しいと思う感性を、これからも持ち続けたいと思う。

空を見上げ、空にある星や雲などを、美しいと思う感性があることが、幸せだなと思います。
どんなに辛く苦しい時があっても、空のみんなが、応援してくれているのです。

私たち人間も、自然の一員であり、自然とつながっているのです。
いつまでも空の星の美しさに、感動する感性を持ち続けましょう。

2020年10月31日