困った時はお互い様 850


近くの方が亡くなられたので、近所のみんなで、葬式の手伝いをしました。
すると、自分の家族の一人が、亡くなった時に、近所の方が葬式の手伝いをしてくれた。

お金がなく、食べる米がなくなった時に、隣の人から米を分けていただいた。
それで、隣の人が、冬にストーブの灯油がなく困っていたので、家の灯油を一缶分けてあげた。

同僚が忙しそうだったので、お昼の弁当を、買ってきてあげた。
すると、自分が文書作成で忙しい時に、同僚が手伝ってくれた。

友だちが、受験で不合格になり、落ち込んでいた時に、相談に乗ってあげた。
すると、自分が失恋して、落ち込んでいた時に、友だちが励ましてくれた。

このような経験が、ある人もいると思います。

「困った時はお互い様」という言葉があります。
これは、「困った時は、相手も自分と同じ関係・立場にある」ことを意味しています。

意識しようとしまいと、知らないうちに助けられて、生きているものなんです。
そして、目の前に困った人がいたら、 普段知らないうちにお世話になっているお勘定を、払う機会が来たと、思ったほうがいいのです。
なんらかのことで、助けを必要としている人がいたら、「困った時はお互い様」と、喜んで力を貸してあげるのです。

もちろん、自分の限界を超えてまで助けるとか、 相手が拒否しているのに、力づくで好意を押し売りすることを、奨めているわけではありません。

どんな関係も、そこに関係がある以上、「お互い様」なんです。
知っていようがいまいが、普段からのありがたみに、報いることに、力を惜しむ理由はありません。

人は誰でも、助け合いながら、支え合いながら、生きているのです。
多くの人が、「困った時はお互い様」と思えれば、謙虚な態度で、人に親切に出来るようになれるでしょう。
「困った時はお互い様」を、心に刻み、多くの人が喜ぶことを、していきましょう。

2020年11月18日