嫌いな食べ物は「薬」と思おう 855


食事に行く時に、「嫌いな食べ物はないから、何でもいいよ」と、言ってくれる人というのは、なんだか大人のような感じがします。
しかし、残念ながら大人になっても多くの人が、嫌いな食べ物を、持っているものです。
そして、その嫌いの度合いも、「我慢すればイケる」から、「絶対無理!」まで、様々なのです。

ここで、嫌いな食べ物ランキングを、1位~5位まで、紹介します。

第1位:苦みが原因、ゴーヤ

第2位:苦みや食感が嫌、ナス

第3位:味やにおいが強い、レバー

第4位:においと食感が独特、セロリ

第5位:給食でも避けられがち、グリーンピース

このような嫌いな食べ物でも、「好き嫌いせずに、何でも食べなさい!」と家で、学校で怒られ続けた、子ども時代でした。
学校の給食の献立黒板には、分かりやすいように、食べ物を色分けして、書かれています。

「赤色」は、「血や肉になる食べ物」で、肉、魚、豆腐、チーズ、ソーセージ、卵、牛乳などです。
「黄色」は、「力や熱となる食べ物」で、パン、ご飯、イモ、バター、砂糖などです。
「緑色」は、「調子を整える食べ物」で、果物、野菜などです。

子ども時代は、嫌いな食べ物でも、無理をして食べていたものです。
しかし、大人になり、誰からも指導や批判をされないので、嫌いな食べ物を避ける人が、多くいます。
飽食の時代だから、わざわざ好き嫌いを克服する気も、起こらないかもしれません。

食生活で大切なことは、偏らないでいろいろな食べ物を、少しずつ食べることです。
好きだからといって、同じような食べ物ばかり、たくさん食べていると、肥ったり、栄養のバランスを崩して、体調を壊したりします。

若い時は元気でも、その悪影響は、ある程度歳を取ってから、体に出てきます。
病気になりやすかったり、病気になってしまう場合もあります。

すべての食べ物は、健康な体をつくり、健康な体を維持するために、必要不可欠なのです。
好き嫌いをそのままにしていると、必ず悪いことが、起こるのです。

毎日を健康で生き生きと、生活できるように、嫌いな食べ物でも、食べるようにしましょう。
食べ物は、人に栄養を与える、「薬」なのです。

嫌いな食べ物でも、「薬」と思って、少し苦くても、我慢して食べましょう。
食べ物を、バランスよく食べることが、健康と幸せを、手に入れることになるのです。

2020年11月23日