「時間は十分ある」と言おう 858


毎日の生活や仕事に追われて、慌ただしい毎日を過ごしている人が、多いと思います。
そんな人は、つい「時間がない」、という言葉を、連発してしまいます。

時間がない、時間が不足している、という心理状況で、行動しても上手くいきません。
毎日が、時間に追われているようで、イライラが増してきます。
慢性的な時間不足感思考の渦に、巻き込まれているのです。

アメリカの鉄鋼会社の社長で、大成功した人の話を、紹介します。

若い社長の頃に、一人の経営コンサルタントから、「忙しくならない、とっておきの方法を教えます」と、次のアドバイスを受けました。

「時間は十分ある」と、自分に言い聞かせて下さい。
そして、次の三つのことを、実行して下さい。

①まず、明日やることを、6つ書き出して下さい。
②次に、それらに、優先順位の番号を、ふって下さい。
③あとは、明日、その番号の順番に、実行して下さい。

若い社長は、このアドバイスに従って、毎日時間は十分あると思い、計画を立て一つずつ仕事を丁寧に、進めていきました。
その後鉄鋼会社は、世界最大規模の鉄鋼会社になり、アドバイスを実践した社長は、鉄鋼王と呼ばれるように、なりました。
社長は、お世話になった経営コンサルタントに対して、感謝の気持ちを伝えるとともに、大金をプレゼントしました。

「段取り」に、しっかり時間をかけることによって、「自分にも十分時間はある」と、気づくことができるのです。

「時間は十分ある」と、言いましょう。
「時間は十分ある」と、自分に言い聞かせましょう。

気持ちが穏やかになり、余裕が生まれてきます。
焦る必要や理由は、何もないのです。

2020年11月26日