先人の生活の知恵を学ぼう 860


昔の人は、いろいろな経験から、生活に役立つ工夫を、しています。
誰でも知らず知らずのうちに、先人の生活の知恵を、学んでいるのです。

ここで、具体的な先人の生活の知恵を、5つ紹介します。

1つ目は、お茶の出がらしで、掃除をすることです。
普通ならゴミになってしまう、出がらしですが、実はたたみの掃除に、最適なのです。
乾いた出がらしを、たたみに振りかけた後に、箒などではけば、すっきり汚れが落ちます。
なかなか掃除がしにくい、和室の掃除の時に、役立ててみてください。

2つ目は、米のとぎ汁は、様々な用途で、使えることです。
米をといだ時に出る、濁ったとぎ汁を、そのまま捨ててしまっていませんか?
実は米のとぎ汁には、様々な使い方があるのです。
肌に塗れば、美白効果が期待できますし、植物の水やりや洗髪などにも、使用できます。

米のとぎ汁を、床にスプレーしたあとに、拭き掃除をすれば、汚れが綺麗に落ちますし、煮物などの材料の下茹でにも、適しています。
また、土鍋などにこびりついた、アク抜きにも、使用できるのです。
米のとぎ汁は、捨てずに取っておいて、再利用してみてください。

3つ目は、風邪は梅干しで、治ることです。
昔の人は、風邪を引いた時に、病院に行ったり、薬を飲むことは、あまりしませんでした。
そのかわり、梅干しを食べることで、風邪を治していたのです。
病院などが閉まっている時に、風邪を引いてしまった、というときなどは、梅干しを食べてみては、いかがでしょうか。

4つ目は、風呂の水は、再利用することです。
使い終わった後のお風呂のお湯は、捨てずに再利用しましょう。
洗濯のすすぎ洗いに使用したり、外の水まきや、育てている植物の水やりなどに、利用してください。

5つ目は、ハインリッヒの法則です。
小さなトラブルや不具合を、そのままにしておくと、いつか大きな事故に繋がってしまう、という教訓です。
まだ大事になっていないから、大丈夫と思って放置せず、トラブルごとに、素早く対処していくことを、心がけてください。

知っている知恵が、いくつかあったかもしれません。
これ以外にも、先人の生活の知恵は、たくさんあります。

昔の話で、今ではそんなことしないと、バカにしないで下さい。
本当は、今の便利で豊かな暮らしは、先人の生活の知恵の上に、成り立っているのです。

先人の生活の知恵は、先人の努力と苦労により、得られたものなのです。
次々に新しいものが、生まれてくる時代ですが、今でも先人の生活の知恵から、多くのことを、学ぶことができるのです。

2020年11月28日