
人と話をしている時に、この言葉をよく言われると、嫌だなと思ったりします。
その人は、よくない言葉を使うのが、口ぐせになっているのです。
「なくて七くせ」と言いますが、口ぐせもまた、本人は気づかずに、言っていることが、多いものです。
その何気ない口ぐせにも、その人の性格や意図が、隠されているのです。
ここで、よくない口ぐせを、紹介します。
①「でも」「しかし」
反論する時に使われますが、これを多用する人は、疑い深い人や、物事を否定的・批判的に考える人が、多いです。
物事に否定的で、理屈っぽい人という印象を、与えます。
②「一応」「とりあえず」
「やります!」ではなく、「一応、やってみます」「とりあえず、やってみます」という言い方は、若い世代によくみられます。
失敗した時の予防線を、張っておく言葉でもありますが、この言葉をよく使う人は、責任感のない人に、多いようです。
③「絶対にそうだ」「100パーセント~だ!」
黒か白かだけで判断する、極端な考え方の人や、完璧主義者が、よく使う言い方です。
ふつうの人は、かなり確信を持っていることでも、100パーセントとは、なかなかいい切れないものです。
自分の意見は、絶対に正しいという思い込みの強い人で、頑固者だといえます。
④「どうせ~」「しょせん~」
「どうせ俺の意見など、聞いてくれやしない」「しょせん、俺には、たいした才能はない」などの言葉を、よく使う人は、物事を悲観的に、考えるタイプです。
物事を悪い方、悪い方へと考え、失敗することを恐れて、結局は何の行動も起こしません。
チャンスや運が、舞い込んできても、自分に烙印を押して、行動することを、放棄しているのです。
⑤「あの時、こうしておけば・・・」
過ぎたことを、振り返っては、「ああ、あの時、こうしておけばよかった・・・」と、クヨクヨ悩む人がいます。
「自分にとって、大きなチャンスだったのに、断ってしまった」「自分の方から、謝っていれば、彼女と別れることもなかった」というように、自分が別の行動を取っていれば、結果は違っていたと、言いたいのかもしれませんが、もともと消極的で受け身的ゆえ、どんなチャンスが舞い込んできても、それを逃してしまうことが、多いようです。
⑥「やっぱり・・・」
「やっぱりね」「やっぱり、そうだったでしょ?」というように、後になって、この言葉を使いたがる人は、自己主張が強く、負けず嫌いです。
会話でも主導権を握りたがる、仕切り屋タイプです。
他人の情報も、把握していないと不安になり、初めて聞いたことでも、「知ったかぶり」をしたがる傾向があります。
世話好きですが、一歩間違えれば、押しつけがましい印象を与えるため、周囲の人たちからは、うっとうしがられることも、多いでしょう。
不思議なもので、このような口ぐせで、その人の性格が、わかるのです。
もちろん自分の性格も、同じです。
よくない口ぐせに、気をつけましょう。
よくない口ぐせを、いい口ぐせにできれば、よりよい性格に、変われるのです。
