
人は、不思議な生き物です。
心の感情で、大きく左右される、動物なのです。
同じことをやるにしても、心の感情しだいで、結果は全く違ってくるのです。
Aさんは、いつも明るく、元気がいい人でした。
仕事も前向きで、どんな仕事でも、熱心に取り組む人です。
ところが、急にAさんの元気が、なくなったのです。
仕事も消極的で、なかなか仕事が、手につかなくなったのです。
周りの人は、Aさんの変化に、気づいたのですが、Aさん自身は、気づいていませんでした。
Aさんは、身体はいたって、健康なのですが、心の不安がありました。
遠くにいる自分の親が、病気になり、病院に入院したのです。
そのことが、毎日気になり、心が憂うつに、なっていたのです。
それで、仕事が手につかなくなって、しまったのです。
このように、心の感情の状態しだいで、人は大きな行動の変化が、起こるのです。
幸いなことに、その後Aさんの親が、退院したので、Aさんの元気も、戻ってきました。
イギリスの劇作家・詩人のシェークスピアは、次の名言を、残しています。
心が愉快であれば、終日歩いても、疲れないが、
心に憂いがあれば、わずか数キロでも、疲れる
心の健康は、身体の健康以上に、重大な問題です。
肉体の病気は、病院で治療することができますが、心の病は、そうはいきません。
このところ、疲れやすくなったとか、通学・通勤するのに、苦痛を感じるようになったという症状が、表れてきたら、危険信号です。
心の不安を探しだし、不安解消の手立てを、講じてみましょう。
不安がなくなれば、また元気になれるのです。
自分の心の状態を、たえずチェックしましょう。
そして、心の健康を、維持しましょう。
心が毎日ウキウキして、楽しければ、身体も元気で、実り多い毎日が、過ごせるのです。
