自分に暗示をかけよう 891


車の酔いやすい子どもに、「この薬を飲めば、車酔いをしない」と、あめ玉をあげます。
子どもは、あめ玉が薬と、信じ込むのです。
すると、本当に車酔いを、しなくなることがあります。

まったく薬の効果のない、デンプンのような偽薬(プラシーボ)を、よく効く薬だと言って患者に与えると、実際に症状が、改善されることがあります。

不思議なことですが、暗示効果によって、効果があったり、自然治癒力が、発揮されたりするのです。
これを心理学的には、「プラシーボ効果」と、呼んでいます。

似たようなことは、様々な分野に、応用できます。
例えば、「あなたは、とても頭がいい」と、言われて育った子どもは、本当に頭がいい子に成長するでしょう。
逆に、有能な人間でも、「君は、ダメなヤツだ」と、言われ続ければ、本当にダメになってしまうでしょう。

あるモデルは、ファッションショーの舞台裏で、緊張から逃れるために、「私が、1番キレイ」「私が、1番輝いている」と、鏡に向かってつぶやいてから、舞台に上がると、言います。
彼女は、自分に暗示をかけることで、自信を湧き上がらせているのです。

自分に暗示をかけることで、自分をなりたい自分に、近づけることができるのです。
日常の生活の中で、積極的に暗示を、生かしていきましょう。

☆今日も、いい仕事ができる
☆今やっている仕事は、必ず上手くいく
☆笑顔で楽しく、毎日を過ごす
☆辛いことがあっても、イライラしないで、気持ちを落ち着かせる
☆今日することを、精一杯する
☆誰とでも仲良く、話をする

このように、自分自身に、暗示をかけましょう。
暗示の効果が出て、本当にそういう自分に、近づくのです。

プラスの暗示で、心にはプラスのエネルギーが、どんどん増えるのです。

2020年12月29日