
「人づきあい」について、こんな教えがあります。
「10人の人がいるとしたら、そのうち1人は、何があってもあなたを批判し、嫌う。そして、あなたもその人を、好きになれない」
「10人のうち2人とは、すべてを受け入れ合える、親友になれる」
「残りの7人は、そのどちらでもない」
この教えを読んで、これまでの自分の人づきあいを鑑みると、確かに、これくらいの比率だったような気がします。
クラスに40人の生徒がいたら、好きになれない人が4人、よく一緒に遊ぶ友だちが8人。
大学のゼミに20人いたら、好きになれない人が2人、行動を共にする友だちが4人。
もちろん、同じ趣味で集まっている、クラブ活動などは、全員と友だちになれるかもしれませんが、ここで言う10人とは、無作為に集まった、10人ということでしょう。
ここで問題は、自分がその10人のうち、誰に注目するかで、人生が、楽しくなったり辛くなったりする、ということなのです。
もし、お互いに好きになれない、1人を中心に考えてしまうと、つい「誰とも友だちになれない」と考えてしまう。
逆に、親友になれる、2人を中心に考えれば、「友だちだらけの楽しい人生」を、過ごすことができる。
「泣いて過ごすも一生、笑って過ごすも一生」です。
どうせなら、片っ端から「いいほう」に解釈して、過ごしたほうが「お得」です。
好きな友だちに目を向けると、いい友だちだらけの人生になるのです。
