
医者になって、人を病気から、守れる人になりたいと、志を持ったとします。
しかし、それが達成できるまでには、多くの困難があります。
医学を学べる大学合格、医学を深く学ぶ学業、国家試験合格、医療現場実習、多くの患者への医療行為など、ハードルが、高いものばかりです。
そのため自分で決めた志を、途中で挫折して、投げ出してしまうことも、よくあるのです。
夢を語るのは、やさしいですが、実行は難しいのです。
成功する人、しない人の違いは、決めた志を、貫けるかどうかです。
「井戸を掘るなら、水の湧くまで掘れ」
この言葉のとおり、水が湧くまで、掘り続ける志を、貫くことが必要です。
ドイツの考古学者のシュリーマンは、次の言葉を、残しています。
夢を見るだけなら誰でもできる。
志を貫くためには、強さが必要だ。
この言葉通りに、シュリーマンは、強さがある人でした。
シュリーマンは、ドイツのメクレンブルグの貧しい牧師の子として、生まれた。
父から古代ギリシャの物語の本を、買ってもらい、古代遺跡に興味を持ち、いつの日か、「トロイの木馬」の伝説の地を発見、発掘してやろうと志した。
実業中学を卒業した後、商店の事務などをしながら、語学独習に熱中し、10数ヶ国語に通じたという。
貿易会社に勤め、その後独立して、事業に成功し、巨利をつかんだ。
その間も、彼は古代ギリシャの歴史を学び、地中海沿岸各地を調査した。
41歳のとき事業をやめ、本格的に調査・発掘に乗り出し、遂に1873年、トロイの遺跡を発見した。
ついでミケーネ、ティリンスなどを発掘して、エーゲ文明研究に、不朽の功績を残した。
途中さまざまな困難もあったが、彼は初志を、貫いたのです。
1度や2度の失敗で、たじろいだり、諦めていたのでは、志など達成できません。
決めた志を、最期まで貫き、通しましょう。
必死になって、最後の最後まで、やり抜きましょう。
意志を貫く強さが、必ず運やチャンスを、味方にしてくれるのです。
多くの人が、あなたに協力することでしょう。
