
世の中には、便利な物などが、たくさんあります。
携帯電話、全自動洗濯機、飛行機、パソコン、電気自動車など便利な物で、溢れています。
携帯電話を、日常的に使っている人は、便利なことが、当たり前のこと、と思っています。
しかし、なかには携帯電話が、故障したり、見当たらなくなったりして、使えなくなると、パニックに、なる人がいます。
大げさに聞こえますが、「どうやって、生きていけばいいのか、わからなくなる」ほど、心が混乱し、不安になってしまいます。
しかし、一方で、携帯電話をもっていなくても、なんの支障もなく、生きている人は、大勢います。
人の心の不思議なことは、いったん便利さに慣れると、便利さを失ったときに、適切に対応できないのです。
便利さに慣れすぎると、厳しい状況に、陥ったときに、不安が増大するのです。
以前大地震により、長い間停電などの困難な状況が、生まれました。
携帯電話が使えない、パソコンが動かない、水道水が出ない、ガスが使えない、電車が動かないなど、ほとんどの便利な物が、機能しませんでした。
多くの人は、パニックになりました。
しばらくして、電気がついたりなど、回復しましたが、便利な生活に、慣れすぎることが、大きな課題と、なりました。
パニックに陥らないで、きびしい状況に、適応するためには、ふだんから「不便な生活に慣れておく」ことが、大切なのです。
☆携帯電話が、使えない時は、公衆電話を、探してみる。
☆電気がつかない時は、ローソクや懐中電灯を、活用する。
☆電車が動かない時は、自動車やバイク、徒歩で、移動する。
☆水道水が出ない時は、近くの井戸水やキレイな川の水を、汲みに行く。
このような心がけも、いいでしょう。
また、思い切って、1日便利な物などを使わないで、生活してみるのもいいでしょう。
不便な生活に、慣れておきましょう。
どんな時も、冷静に対応できる力が、つくことでしょう。
そして、不便な生活は、今の豊かな生活の素晴らしさを、教えてくれるのです。
