謝れる人は賢い人 922


人間関係が、円満に行く秘訣が、あります。
それは、仕事でもプライベートでも、上手に謝ることです。

誰だって、間違いや失敗、迷惑をかけることが、あります。
頑張っていたり、必死になっている時ほど、そんなことが、起きるのです。

そんな時は、勇気を出して、「すみません」「ごめんなさい」「申し訳ありません」の言葉で、謝りましょう。
素直に心から、謝ることで、人間関係が、上手くいくのです。

しかし、なかなか謝れない人も、います。
「自分が、悪くないのに、何故謝らなければ、ならないのか」
「謝ったら、相手から、つけ込まれる」
「相手が、先に謝るまで、絶対自分は、謝らない」

このように、意固地になって、謝ることが、できないのです。
これでは、人間関係が、ギクシャクして、しまいます。

日本の戦国時代、武士たちは、けっして謝りませんでした。
「謝ることは、武士としての誇りを、傷つける行為だ」と、考えていたのです。
そのため戦国時代は、武士同士の争いが、絶えませんでした。

ところが、江戸時代になると、武士たちの考え方は、ガラリと変わりました。
「謝ることは、人としての礼節である。礼節を守っていくことが、武士としての誇りだ」と、考えられるように、なったのです。
その結果、武士がお互いに、争うことはなくなり、約260年の平和な世の中が、続いたのです。

「礼節として謝る」ことが、賢い生き方では、ないでしょうか。
仲良く、協力し合って、いけるのです。

謝れる人は、賢い人なのです。
しなやかにものを、考えることが、できる人なのです。

謝ることで、物事が丸く、収まるのです。

2021年01月29日