最高の名医は自分自身 946


若いころは、体が元気で、病院にお世話になることが、少ないです。
しかし、しだいに中年から、老年になってくると、少しずつ体が衰え、病院に行くことが、多くなります。

高齢者になると、いくつかの病院に、お世話になり、多くの薬に、頼ってしまう人も、多くいます。
薬に頼りすぎると、心配なことは、薬の副作用に、悩まされる場合もあります。

「生活習慣病」の最高の名医は、自分自身だと、言われます。

生活習慣の積み重ねで、病気になった以上、その習慣を、改善する気がなければ、どんな名医でも、完全に治すことは、できないのです。
健康管理は、自己管理であって、自分の体をよくするのも、悪くするのも、自分自身です。

それに、もう1つ大事なことは、病気になっても、人間には、自然に備わった快癒(かいゆ)力、復元力があります。
これは、年齢には、関係ありません。

医学博士の斎藤茂太氏は、こう言っています。

「アメリカの現代医学が、自信を持って治せる病気は、全体の2割で、あとの8割は、治らないということでなく、医者と患者の信頼関係が、うまく築けたとか、患者自身も生活習慣の改善に、努力したとか、患者自身の治りたい、という気持ちに、自然の快癒力が、加わったとか、いろいろな要素の組み合わせによる。必ずしも高度医療技術のせいではない」

このことは、アメリカの医学界だけでなく、日本の場合も、同じでしょう。
自分自身の自然の復元力に、期待しましょう。

すると病気の回復が、早まることもあるのです。
最高の名医は、自分自身なのです。

病院の薬ばかりに、頼りすぎず、自分の復元力を、もっと信頼しましょう。

2021年02月22日