古い自分を変えてみよう 950


まわりの人は、新しいことに挑戦しているのに、自分は古いままで、取り残されている。
このように、今の自分は、古すぎると、思ったことは、ありませんか。

そんな人は、古い自分を変えて、新しいと自分と、出会いましょう。
人は、どんどん新しく、進化していいのです。
古い自分と決別して、新しい自分に、生まれ変わって、いいのです。

時代は刻々と、変化し続けています。
時代の流れと共に、自分も大きく、変えていきましょう。

ここで、明治維新の立役者、坂本龍馬が、いかに古い自分を、変えていったかを、紹介します。

264年間続いた、江戸幕府を倒した、坂本龍馬には、こんな逸話が、残っています。
当時、土佐藩では、長刀が流行していましたが、龍馬は短刀。
「なぜ短刀なのか?」と、友人が聞くと、「実戦では、短い刀のほうが、取り回しがよいから」と、龍馬は答えました。

友人は、さっそく短刀を差し、龍馬に会いに行くと、彼は懐から拳銃を出し、「銃の前には刀なんて、役に立たない」と、言いました。
納得した友人は、拳銃を買い求め、再び彼に会ったところ、龍馬は、何と言ったか?
万国公法(国際法)の洋書を取り出し、「これからは、世界を知らなければならない」

龍馬は、まず土佐藩を脱藩し、自分を縛っていたものから、脱出しました。
そして、日本初の株式会社となる、亀山社中・海援隊を結成し、貿易をはじめます。
「鎖国」という枠の中で、暮らしていた時代に、龍馬は自由の身になり、異国の智恵を、取り入れたのです。

龍馬は、視野が違った。
見えている景色が、圧倒的に違ったのです。
だから世の中の流れが、見えた。
古い自分を捨て、新しい自分に、なり続けたことで、倒幕ができ、明治維新が、できたのです。

龍馬のように、古い自分を変えるためには、どうすればいいのでしょうか。
それは、「出会う」ことです。

「こんなふうに、生きている人が、いるのだ」「こんな考えが、あるのだ」と、自分の常識を、蹴飛ばしてくれる異邦人と、出会うことです。
直接出会うことだけでなく、テレビ・インターネット・携帯電話等を通して、出会うこともいいのです。

異邦人は、教えてくれます。
自分は、こんなに狭い価値観に、縛られていたのかと。

そこに気づくと、自ずと古い自分が、変わっていくのです。

2021年02月26日