「老人」より「朗人」になろう 954


「老人」とは、年寄りのことを、いいます。
この言葉は、古い、きたない、鈍い、のろい、元気がない、死にそう、説教くさい、愚痴っぽい、怒りっぽい、数分前のことも忘れる、同じことを何度も言う、昔の話しかしない、等々のマイナスイメージを、背負った言葉として、使われています。

このようなマイナスイメージを、持った「老人」になるより、もっといい言葉の「朗人(ろうじん)」になることを、おすすめします。
「朗人」とは、朗(ほが)らかな人のことです。

「老人」の中には、笑いを忘れ、年中苦虫を噛みつぶしたような顔を、した人がいます。
また、瞬間湯沸かし器のように、すぐに怒り出す、かんしゃく持ちの人もいます。
それでは、ストレスがたまって、体にはよくありません。

朗らかな人は、いつも明るく、よく笑顔で、笑う人です。
笑いは、ストレスを発散させ、老化を防ぎ、ボケを遠ざけます。
その上、人間関係を、明るくする潤滑油になります。

中国の言葉に、「一笑一若・一怒一老」があります。
読んで字のごとく、一回笑えば、それだけ若くなり、一回怒ると、それだけ老け込んでしまうのです。
日本にも「笑う門には福来る」という、似たことわざがあります。

「老人」になるより、ニコニコ笑顔を、明るく振りまく「朗人」に、なりましょう。
いつも明るく、笑顔を絶やさずに、暮らせたら最高です。

「朗人」は、明るいプラスイメージの人なのです。

2021年03月02日