
あなたは、あなたがやっていることに、心を集中していますか。
今を大切にして、過ごしていますか。
孔子の言葉に「心ここに在らざれば、視れども見えず、聴けども聴けず、食えどもその味を知らず」というのがあります。
ふだんの生活における、心の置き場所、あり場所について、言った言葉です。
つまり、気持ちを今現在に、集中させなければ、何も見えないし、聞こえないし、わからないのだという意味です。
常に他のものごとに、心がいっているようでは、駄目だと孔子は、教えているのです。
この言葉を、仕事に当てはめてみると、現在に神経を集中していなければ、ミスを招いたり、無駄な手数を、かけてしまいます。
人生にあてはめてみれば、いいかげんな生き方しかできないし、対人関係の上でも、信頼を失ってしまいます。
自分の胸に、手を当てて、よく考えてみて下さい。
きっと思い当たる、ふしもあるかと思います。
どうも気が乗らない、仕事に身が入らない、という時に限って、大ポカを演じたりしているはずです。
これこそ、心ここに在らずの精神状態に、なっているのです。
人と話をする時、視る時、食べる時、学ぶ時、遊ぶ時、どんな場合でも、現在に心を集中させて、真剣に取り組みましょう。
心をここに置き、今を大切にすることが、仕事でも人生でも、必要なのです。
その姿勢こそが、人生の勝利を得、仕事の成功を勝ち取る、最大の秘訣なのです。
