
多くの人は、周りの目を気にして、生きています。
周りの人からよく見られたい、周りの人から自分を認めてもらいたい、周りの人から自分の仕事を高く評価してもらいたい、と願います。
しかし、周りの目を気にしすぎるようになると、自分自身を見失ってしまいます。
○小さな失敗を、いつまでもクヨクヨしてしまいます。
○仕事に完璧を求めて、疲れ切ってしまいます。
○周りの人の様子ばかりが気になり、自分のやるべきことに、集中できなくなります。
しかし、本当に周りの人は、人のことをしっかりと、見ているのでしょうか。
ここで、本業の漫画家よりも、個性派タレントとして、すっかり売れっ子になった蛭子能収(えびすよしかず)さんのアドバイスを紹介します。
蛭子さんに、あるお笑いタレントが、自分の芸についての悩みを相談したとき、こんな話をしていました。
あるとき、蛭子さんは、ついうっかり、ギャンブル漫画の雑誌に描いている「競艇漫画」の原稿と、過激な雑誌に描いている「エッチな漫画」の原稿を、間違ってあべこべに送ってしまったそうです。
送って数日経てから、原稿を間違って送ったことに、気がついたのですが、「まあ、いいや」と思って、放っておいたのです。
そうしたら、どちらの雑誌社からも「原稿が間違えて、送られてきています」との連絡がありません。
それどころか、どちらの雑誌にも、間違えたままの原稿が、掲載されてしまったのです。
しかも、掲載後、読者からも何も言われません。
「あっ、だーれも、自分の漫画なんて見てないや」
それ以来、なんだかすごく、楽になったのだそうです。
蛭子さんは、芸に悩むお笑い芸人へ、この話をして、最期にこう言っていました。
「世の中の人は、君のことなんて、たいして見てないから、気にしなくていいよ」
蛭子さんのアドバイスのとおり、あなたのことを周りの人は、あまり見ていないのです。
周りの人ことを、気にする必要は、ないのです。
もっとリラックスして、思いっきり自由に、自分の個性を発揮しましょう。
周りの人より、もっと自分を、大切にしましょう。
