自分のファンを大切にしよう 995


あなたには、たくさんのファンがいます。
祖父母、両親、妻又は夫、兄弟姉妹、子どもなどがいます。
それ以外に、学校時代の同級生、職場の仲間、趣味の仲間、地域の方々、友だち、知り合いなどがいます。
さらに、自分では気づかない人でも、あなたのファンが、たくさんいるのです。

多くのファンが、あなたの周りにいて、あなたを応援したり、期待したり、仲良くしたり、愛したりしているのです。
そんな自分のファンを、日頃から大切にすることは、とても大事なことです。

落語家でタレントの笑福亭鶴瓶(しょうふくていつるべ)師匠は、とてもファンを、大切にすることで知られています。
番組で地方などへ行くことが、多い鶴瓶師匠。
一般の人と交流する機会が、とても多いのですが、ロケ先では、どんなときにサインや記念写真を頼まれても、断ることはないのだとか。

本人曰く。
「言っとくけど、俺、日本で1番サインしているよ。二千円札よりオレのサインのほうが、多いわ」
ここまで豪語できるほど、サインをしているのです。

あるときのことです。
鶴瓶師匠は落語のライブで、ファンの女性からプレゼントと長い手紙をもらったそうです。
そして、その手紙の中には、その女性の自宅の電話番号が。
普通、芸人はファンからプレゼントや手紙をもらってもそのままです。
ましてや、いくら電話番号が書いてあっても、美人のファンからメールアドレスをもらった独身タレントでもないかぎり、直接、タレントのほうから連絡をすることなんて、ありえないことです。

ところが鶴瓶師匠、そのファンの女性の自宅へ、わざわざ自分から電話をかけて、こう言ったそうです。
「プレゼントと手紙、ありがとうな、全部読ませてもらったで」

一人一人のファンを、ここまで大切にする姿勢。
できそうで、できないことだと思います。
一流は、違いますね。

鶴瓶師匠は、心底ファンを愛していて、大切にしているのです。
そしてどんな人であろうが、どんなに忙しくても、サイン、お礼や優しい声かけを、しているのです。
だからこそ多くのファンがいて、ファンから愛され続けているのです。

自分にもファンがいることを自覚して、もっと自分のファンを、大切にしましょう。
すると、ファンの輪が、さらに広がってくるのです。

2021年07月10日