話の場を盛り上げよう 996


話の場に多くの人が、参加する場合があります。
一人一人をよく見てみると、しゃべりすぎの人、黙っていてほどんどしゃべらない人、必要な時にだけに、少ししゃべる人など、さまざまな人がいます。

そんな中で、ひときわ際立っている人がいるのです。
それは、話の場を盛り上げようと、頑張っている人なのです。

せっかく多くの人が、参加している場なので、いろいろな話が出て、楽しい雰囲気になるように、進行役を演じたり、楽しい話をしたり、冗談を言ったりして、盛り上げているのです。
そんな人は、何事も積極的で、温かさがあり、優しい気配りが、できる人なのです。

前身の番組も含め31年半もの間、テレビのトーク番組の司会を務めていた小堺一機(こさかいかずき)さん。
ゲストの中には、放送時間を気にせずに、しゃべり続ける人や、スタジオが凍りつくほど、寒いギャグを連発する人もいます。
そういう人たちを相手に、場を盛り上げていく、小堺さんの切り返しワザは、もはや芸術の域でした。

では、その「切り返しワザ」を、いくつか紹介します。

☆おしゃべりやダジャレが、止まらないゲストには・・・。
「スミマセン、誰か後ろから鈍器で殴って下さい」
「(客席に向かって)この中にお医者さんは、いらっしゃいませんか?」
「(あさっての方向を向いて)誰かーーっ」

☆ゲストのギャグがすべって、スタジオがシーンとしてしまったときは・・・。
「東京にも、こんな静かなところが、あったんですね」

☆ものすごい勢いで、マシンガントークをするゲストには・・・。
「あの、ひとつ質問なんですけど・・・。いつ息してるんですか?」

☆延々と話し続けるゲストには・・・。
「お客様、そろそろ看板なんですけど」

☆ひと目で場違いな服装をした、ゲストが登場したときは・・・。
「これは、大ごとになりますよ・・・」

ヘタをすると場の空気が、悪くなってしまいかねないところを、絶妙なギャグで、笑いに変えているのが、素晴らしいところです。
話の場を盛り上げようと、あの手この手で、工夫をしているのです。

話の場で、話を盛り上げようと意識していて、その努力を怠らない人は、みんなから喜ばれるのです。
ぜひ話の場では、盛り上げ役ができるように、少し努力をしてみませんか。

2021年07月16日