人の話のカン違いにご用心 997


人の話を聞いて、カン違いをすることがあります。
すぐにカン違いと、気づけばいいのですが、いつまでもそのことに、気づかないでいます。

次のようなカン違いをした人がいました。

○尾崎豊を「尾崎ゆかた」という浴衣ブランドだと、思っていた。
○東名高速を「透明高速」だと、思っていた。
○人間ドックを受けると「人が犬に変身する」と思って、親のことを心配していた。
オーマイガーを「おっぱいだー」と、聞き間違えていて、テレビで聞くたびに、恥ずかしがっていた。
○きくらげは「黄クラゲ」だと、思っていた。キノコだと知らず。おいしいクラゲだなとばかり・・・。

このように、いつまでもそうだと、思い込んでしまいます。
そのことで、恥ずかしい思いを、してしまうこともあります。

次に「ペットのカン違い」を、紹介します。

皆さんのなかに、ペットにイヌを飼っている方、いますか?
ペットって、もう家族みたいなものですよね。
アメリカでは、セレブが別荘に飼っていたイヌを、そのまま捨てて、行ってしまって、それが野生化した「サマードッグ」というのが、問題になっていると、聞いたことがありますが、とんでもない話です。

そういえば、友人からこんな話を、聞いたことがあります。
その友人の知り合いが、ある日、「昨日、ペットを捨ててきた」と、言ったのだそうです。
その人はチワワを飼っていて、「たしか可愛がっていたはずなのに」と思った友人は、驚いて聞き返しました。

「えっ、ペット、捨てちゃったの? 捨ててきたって、どこに?」
すると、「駅前に大きなスーパーがあるじゃない。あそこに」と、言うではありませんか!
「うそ! 捨てるくらいなら、誰かに引き取ってもらえば、よかったのに!」
「誰も引き取ってくれないよ。あんなもん。だからスーパーの駐車場にある、ペットを処理するための機械の中に、入れてつぶしてきた。無料でペチャンコにしてくれるから」

チワワをペチャンコにって、信じられない話ですよね。
コイツ、血も涙もないなって思って、よく聞いてみたら、ただの勘違いでした。
知り合いは「家に溜まっていた、ペットボトルを捨ててきた」だけだったのです。
友人はしみじみと、言っていました。
「ペットボトルを、ペットって略すなよ・・・」

相手から聞いた言葉を想像して、自分の判断でイヌのペットと、決めつけてしまうのです。
聞いた途端に、自分の思ったとおりに、判断してしまうのです。

人の話のカン違いに、用心しましょう。
話の重要なポイントとなる言葉は、しっかり詳しく聞いて、じっくり時間をかけ、判断するようにしましょう。
そうすると、カン違いが、少しは少なくなることでしょう。

2021年07月25日