「メビウスの輪」みたいな人になろう 998


人から嫌われるタイプは、裏と表が、明らかに違う人です。
例えば、人が大勢いる前では、優しそうな態度ですが、人がいないと別人のように、威張った態度の人がいます。

このように裏と表がある人は、誰も信頼しません。
何事においても、一貫性がないのです。

さんまさんは、「日本人が好きなタレント」において、圧倒的な1位です。
どうしてそんなに人気が、あるのでしょう。
タレントの関根勤さんは、さんまさんについて「あの人は、メビウスの輪」と言っています。
「メビウスの輪」とは、帯をひとひねりしてから、端っこをつなげるとできる「裏も表もない帯」のことです。

関根さんによると、「さんまさんは、テレビの本番と普段がまったく一緒。裏表がぜんぜんないからメビウスの輪」だと言うのです。
たとえば、ゴルフをやっているとき、キャディーさんが、さんまさんに「何番のクラブにしますか?」と聞くと、さんまさんは、こう答えます。
「5番アイアンと・・・キャディーさんの愛をちょうだい」
これを聞いたキャディーさんは、大笑いするわけです。

道路の料金上でも、さんまさんは、わざと閉まったままの車のウインドウに、手をぶつけて料金所のおじさんを笑わせます。
関根さんは、そういう「いつでもどこでも、周りの人間を笑わせ続ける、さんまさんの姿」を見るたびに、「この人はすごい」と感心しているのだそうです。

裏表がないと言えば、さんまさんは、元の奥さん、大竹しのぶさんとの過去についても、物まね付きで、よくネタにしていますよね。
しのぶさんとは、お互いに「お客様や視聴者にウケれば、何を話してもいい」と約束を交わしているそうです。
また、スキャンダルで世間を騒がせているタレントが、自分の番組に来ると、最初にそのスキャンダルについて「あれ、本当はどうなん?」と触れてくれるので、ゲストのほうも、逆に気がラクになるそうです。

さんまさんは、裏と表がなく、「メビウスの輪」みたいな人なのです。
いつでも、どこでも、どんな人に対しても、サービス精神が、旺盛なのです。

「メビウスの輪」みたいな人に、なりましょう。
そして、もっともっと多くの人に、好かれる人になりましょう。

2021年07月31日