よいことをみんなに伝えよう 1000


会社で、いい商品ができたとします。
しかし、その商品が売れなければ、本当の意味でのいい商品とはいえません。
そのためにも、その商品の特徴や良さを、みんなに伝えなければいけません。

かのアインシュタインは、自分の「相対性理論」について、誰にでもわかるように説明するとき、次のようなたとえ話をしていました。

「熱いストーブの上に手を置いたら、1分を1時間に感じるし、大好きな女の子とデートしているときは、1時間も1分にしか感じない。それが相対性というものだ」

とても有名なたとえ話なので、知っている人が、いるかもしれません。
なんだか、アインシュタインにうまく丸め込まれているような気もしますが、「時間は、実は一定ではない」という、ウソっぽい理論を「なるほど~」と思えるレベルで、説明しています。

iPS細胞の研究の功績により、ノーベル生理学・医学賞を受賞した、山中伸弥(しんや)教授は、次のようなことを言っています。

「アメリカに留学して、いろいろな人から言われた言葉の中で、とくに印象に残っているのは、『研究者にとって重要なことは、実験をしていい結果を出すというのは、全体の半分である。残り半分は、何が重要なのかというと、その結果を、どうやって人に伝えるか、ということである』という言葉です。私はこの言葉を聞いて、プレゼンテーションや論文などで、研究結果を『アウトプット』し、『発信すること』の重要性を、再確認したのです。

山中教授は、今でもテレビ出演、講演会、著書など多くの機会を生かして、よいことを伝え続けています。
確かにどんなに有効な研究結果も、人に伝えなければ、「宝の持ち腐れ」なのです。
そうしてみると、アインシュタインもその重要性を、十分に認識していたからこそ、最初のたとえ話を、考えたのかもしれません。

私も「しあわせ塾」のホームページ・ブログを公開して、よいことをみんなに、伝え続けています。
あなたが知っているよいことを、ぜひみんなに伝えましょう。
どんな小さなことでもいいので、伝える努力を続けましょう。

多くの人が、伝えることに力を注ぐと、もっともっとみんな幸せになることでしょう。
社会全体が、さらに明るい社会になることでしょう。

2021年08月14日