年中行事で絆を深めよう 1160


誕生日・結婚式などのお祝いや正月・お盆・大晦日などの年中行事で、親族が集まります。
その集まりは、子どもにとって、とても大切です。

大人たちは、久しぶりに会った子どもの姿に、なんて大きくなったんだろう、なんてお利口になったんだろうと、口々に驚きの声を上げます。
そんな時、子どもは恥ずかしそうにしていたりしますが、自分が一族に愛され、大切に思われているということを感じとるのです。

子どもは、大きくなってからも、一族の集まりに参加することで、親族の絆を感じます。
親族との絆は、将来独り立ちするときの心の支えになります。
一族の集まりは、大切な儀式であり、自分たちの出自を知り、先祖からのつながりを祝い、思い出話を語るときなのです。

子どもは、親の子ども時代の話を聞くのが好きです。
思い出話をとおして、過去、現在、未来という時の流れを理解し、自分の親もかっては子どもだったように、自分もいずれは大人になり、親になるのだと自覚するのです。

親族のお祝いの席で、子どもは、親の意外な一面を垣間見ることがあります。
子どもはびっくりし、わくわくします。
たとえば、昔の曲に合わせて、楽しく踊る親の姿を見て、驚きます。
そんな羽目を外した親の姿も、お祝いの席では、許され、楽しいのです。

親族が集まる、年中行事などは、子どもにとって、楽しく大切な一時なのです。
みんなとの絆が深まる、特別な会なのです。

2024年09月22日