風呂のボタンに色つけ


 高齢者の母が、風呂に入るたびに、熱いお湯を入れるボタン(スイッチ)は、どれかを聞く。その度に説明するが、あまり分からない様子であった。何故ならボタンがいくつもあって、説明を聞いてもすぐ忘れてしまうのである。
 そのことを聞いた妻が、さっと動き、どのボタンかすぐ分かるように、マジックでボタンに色をつけてくれた。その後母は、ボタンのことを聞くことがなくなり、温かいお風呂に入ることができるようになった。
 アイデアを考えすぐ行動した妻に感心した。なんとかしてあげたいと思気持ちが、アイデアを生み出し、行動へとつなるのである。                    

2018年12月16日