相手の名前をよく聞き取ろう 1230


パーティなどでは、できるかぎり人の名を覚えることが、大切だ。
次に会った時に、名前で呼びかけることができれば、相手とのいい関係は、半ば以上確立されたといえる。

ある大ホテルに、高給を払ってまで、引き抜きを防ぐほど重宝がられている、ドアマンがいる。
彼は、それまでホテルに泊まった、何千人もの政財界の著名人の顔と名前を、記憶しているのだ。

ナポレオンは、兵士の士気を鼓舞するため、毎夜3時に野営の歩哨(ほしょう)兵を見回って歩いた。
その時必ず歩哨兵の名前を、呼びかけたといわれる。
これが効果抜群だった。

故佐藤栄作首相は、運輸省時代に知り合った、小さな駅の駅長の名前を覚えていて、相手をいたく感激させ、大の佐藤ファンにしたことがあるという。

ところが、私たちは、なかなか名前が覚えられない。
では、どうすればよいか。

まず、相手の名前をよく聞き取ることである。
私たちは、人を紹介された時に、名前をはっきり聞かない、悪いクセがある。
しかも、相手の名前が聞き取りにくくても、ほとんど聞き返さない。

しかし、「△△様ですね」「お名前はどう書くのですか」と、聞き返すことは、失礼にあたらない。
かえって、相手に強い関心をもった証拠として、親近感を抱かせるものだ。

もう1つ、相手に呼びかける時、名前を冠することだ。
欧米人の会話には、ひんぱんに名前が出てくる。

「出身はどちらですか、ミスター△△」「ではまた、ミス△△」
これに習って、紹介された時から会話中、別れの挨拶に至るまで、いちいち相手の名前を繰り返し冠するのである。

こうすれば、誰でも名前を覚えてしまう。
しかも相手に、絶大な好感を与える。

まさに、「人をたてれば蔵がたつ」のだ。
相手の名前に強く関心を持てば、たくさんいいことが、起こるのです。

2026年01月23日