マンネリのワナから抜けだそう 1032


毎日の生活に変化がなくて、元気が出ない日々を、過ごすことがあります。
そんな人は、知らないうちにマンネリのワナに、入り込んでいるのかもしれません。

「この紋所が、目に入らぬか!」の名文句で、長い間、お茶の間に親しまれてきた時代劇「水戸黄門」が、最終回を迎えたのは2011年のことです。
1969年から始まったドラマシリーズは、42年以上も続き、放送回数は、1200回を超える、ケタ外れの長寿番組でした。

毎回夜8時45分を過ぎると、黄門様の「助さん、格さん、懲らしめてやりなさい!」の声を合図に、立ちまわりが始まり、「静まれ、静まれぃ。この紋所が目に入らぬか!」と葵(あおい)の御紋のついた印籠(いんろう)が、登場します。

「こちらにおわす御方を、どなたと心得る。畏れ多くも前の副将軍、水戸光圀公にあらせられるぞ。一同頭(ず)が高い、控えおろう」と、めでたく大団円(だいだんえん)を迎えるという筋書きでした。
しかし、予定どおりに事が運ぶ、安心感はあっても、毎回同じことの続く展開では、やがて「マンネリ」の烙印を押されて、視聴率も低下します。

これと同じで、私たちも決まりきった法則で、動けば楽ですが、それでは生活や仕事のマンネリ化は、避けられません。
マンネリのワナに、入り込んでしまい、抜け出そうとしても、抜けさせないのです。

単調で変化のない、毎日の生活や仕事に、少し変化をつけましょう。

☆いつもと違う道を、通って通学・通勤する
☆美味しい食事の店を探し、友だちと食事をする
☆あまり見たことがない、番組を見てみる
☆家族で旅行に、出かける
☆好きな趣味を見つけて、趣味のクラブに、通ってみる
☆いつもと違うやり方で、仕事をする
☆したことがない、新しいことへ、挑戦してみる

このように、ほんの少しずつでも、変化を重ねてみましょう。
ハラハラ・ドキドキ・ワクワクするような体験が、きっとあるはずです。

やがてリフレッシュな風を、吹かせられるようになるでしょう。
常にマンネリに陥らず、成長への意欲を、持ち続けることが、大切なのです。

2022年03月26日