自己紹介は面白く 1005


はじめて出会った人に、自分のことを、自己紹介します。
そんな時は、名前だけを、真面目に言う人がいます。

そんな人は、ほとんど記憶に、残りません。
自己紹介する時は、相手の記憶に残るように、面白く言うといいでしょう。

自己紹介のときに、必ず「私の仕事は、水商売です」と言う、イイ歳のオジサンがいます。
一見、マジメそうなオジサンが「水商売をしている」と言うと、聞いている人たちは「えっ、あの人が?」と注目します。

そうやって皆の関心が、自分に向いたところで、オジサン、「水商売というのは、つまり、水道局に勤めています」と言って、笑いをとるのです。
オジサンが、この自己紹介をすると、いつも笑いが起こります。
自己紹介の鉄板ネタを、持っているとは、まったくうらやましい限りです。

『笑点』の司会をやっている、春風亭昇太さんの今は亡き師匠は、春風亭柳昇さんといいますが、この人は高座にあがるといつも、同じ鉄板ネタを、披露していました。

「え~、わたくしは、春風亭柳昇と申しまして・・・、大きなことを言うようですが、春風亭柳昇と言えば、現在、我が国において・・・私1人で、ございます」

この「我が国において」のあとに、たっぷりと間を取られると、毎回毎回、ついわかっているのに、つい笑ってしまったものです。

ある人が、名前を紹介します。
「ここは何県ですか」と、みんなに聞きます。
「そうです。ここは熊本県です」
「私は、熊本県に住んでいる、宮﨑健(みやざきけん)です」
「すみません、少し違っていました。太(た)がついて、宮﨑健・・・太です」
「熊本県の宮﨑健太です。よろしくお願いします」

自分の名前を使って、「わたくしは、山田太郎と申しまして・・・、大きなことを言うようですが、山田太郎と言えば、現在わが社において・・・私1人です」と言うのも、面白いです。

このように自己紹介は、相手に印象づけるために、面白く言うのが、いいでしょう。
自分なりの面白い、自己紹介の定番があると、心強いと思います。

2021年09月17日