自分の体を可愛がろう 1141


自分の体について、多くの人が、あまり関心がありません。
自分の体は、自分の思い通り動き、いつまでも健康であると思っているのです。

日ごろから、自分の体を大切にしないばかりか、体に対する感謝の気持ちが薄いのです。
自分の体は、本当は、とても大切な存在なのです。

ここで、新聞掲載、女性高齢者の「わが足愛しみ 毎夜の手もみ」を紹介します。

夕食後、テレビを見ながら両手指を使って、自己流にマッサージをする。
頭、両耳、首筋、肩から両手先まで。
また、みぞおち、腰部、太ももから足指先まで。
およそ30分かけて。

独居になって18年。
第三者から受ける甘言に喜んだり、諫言(かんげん)に憤りを覚えたりしながら、前向きに日々を重ねている。

30年前、自分の不注意で、左足のすねを骨折し、約2ヵ月病院関係の方々に筆舌に尽くしがたいほどお世話になった。
退院後は連れ合いが、「己の足で事故前のように、二本歩行とマニュアル車の運転ができるように」と、毎夜小1時間、腰部から両足全体をマッサージしてくれた。

この間、多くの方々からの助言、愛情を頂いた。
退院後半月ほどで、松葉杖から解放された時の喜びは、忘れない。

年を重ねて、いろいろな会合に参加して、「転ばないようにしましょう。粗相をして、残された時間をごく狭い範囲で生活するのは、面白くないでしょう」などの言葉を聞くたびに、30年前のベッド生活を思い出す。

生きている間、再び転んだりして、足を引きずったり、杖で手にまめができたりして過ごすことのないよう、自分の体を愛しんでいきたい。

毎日、自分の体をマッサージされているのが、素晴らしいと思います。
入院した経験から、自分の体がいかに大事なのかを、認識されています。

私たちも、もっともっと自分の体に対する、関心を高めましょう。
そして、時にはマッサージ、体操、運動などで、自分の体を可愛がりたいものです。

可愛がった分だけ、より健康な体になることでしょう。
体もあなたの愛情を、喜んでくれるのです。

2024年05月10日