一人一人命があるのは、どうしてでしょう。
そのことに、答えてくれる歌があります。
それは、さだまさしの曲「いのちの理由」です。
私が生まれたきた訳は 父と母とに出会うため
私が生まれてきた訳は きょうだいたちに出会うため
私が生まれてきた訳は 友だちみんなに出会うため
私が生まれてきた訳は 愛しいあなたに出会うため
春来れば 花自ずから咲くように
秋来れば 葉は自ずから散るように
しあわせになるために 誰もが生まれてきたんだよ
悲しみの花の後からは 喜びの実が実るように
私が生まれてきた訳は 何処かの誰かを傷つけて
私が生まれてきた訳は 何処かの誰かに傷ついて
私が生まれてきた訳は 何処かの誰かに救われて
私が生まれてきた訳は 何処かの誰かを救うため
夜が来て 闇自ずから染みるよう
朝が来て 光自ずから照らすよう
しあわせになるために 誰もが生きているんだよ
悲しみの海の向こうから 喜びが満ちて来るように
私が生まれてきた訳は 愛しいあなたに出会うため
私が生まれてきた訳は 愛しいあなたを護るため
生きることは、簡単なことではありません。
しかし、毎日訪れているその美しい朝に、気づくことができます。
自らの生命に、もっと目を凝らしましょう。
美しい己の生命の連写を、大切に見つめましょう。
おそらく大切な人の大切な生命の重さと美しさに、気づくことでしょう。