ときにはボーッとしてみよう 1170


コーヒーやお茶のブレイクのひととき。
あなたは、どんな過ごし方をしていますか?

スマホとにらめっこしたり、本を読んだりしていますか。
そんな過ごし方もよいけれど、少しだけ画面や紙面から目を外して、何もしないでボーッとしてみてください。
えっ、「時間がもったいない」ですって?

いえいえ、実は何もしない時間が、とても有意義な時間かもしれません。
実は、この「ボーッとした状態の方が、いいアイデアが浮かぶ」という、研究結果があるのです。

ワシントン大学の研究によると、人間は、「何か行動を起こしているとき」「ボーッとしているとき」では、「ボーッとしているとき」の方が、記憶や判断力をつかさどる脳の部位が活発に、働いていることがわかったそうです。

何故かというと、文章を書いたり、本を読んだりなど、人が何かをしているときは、その行動をするための脳の部位に、血液が運ばれます。
つまり、脳内の血液がその部位に、偏ってしまうのです。

一方、逆に何もしないで、ボーッとしているときは、脳のすべての部位に、血液が行き届く。
そのため脳全体が元気になり、普段は浮かばないようなアイデアが、浮かんだりするのです。

世界の名だたる有名人などが、瞑想を好きなのも、わかるような気がします。
そういう人は、瞑想によって、新たなアイデアがひらめきやすくなることを、経験上知っているのです。

ときには、ボーッとしてみましょう。
頭がスッキリとして、素晴らしいアイデアを、手に入れられることでしょう。

2024年11月28日