「ハード」を「ハート」でカバー 1027


日本には、世界最高級のコンピューターがあります。
しかし、どんなにすごいコンピューター(ハード)があっても、それを使いこなすのは、人の心(ハート)です。
人類にとって有益になるように、ハードをハートで、うまくカバーしなくてはいけません。

2016年にブラジルで、オリンピックが開催されました。
このリオ・オリンピックでは、予算不足などもあり、開催前から会場の不備が、問題視されていました。

実際、ふたをあけてみると、道路がガタガタだったり、案内板が不足していたり、車いす用のスロープの傾斜が、きつすぎたり長すぎたりと、バリアフリーが充実とはいえない状況でした。

しかし、多くの人は、楽しく観覧できました。
なぜなら、ボランティアスタッフのサポートが、手厚かったからです。

困っている人には、すぐに駆け寄り、声をかける、そして必要な援助をする。
つまり、ハード面の不足を、ハートが補ったというわけです。

仕事をする上で、何かが欠けていたり、足りなかったりということは、しばしばあります。
それを理由に「できない、うまくいかない」と、諦めてしまいがちです。

諦めずに、欠けている部分は、人の力で補えばいいのです。
マンパワーは、もっとも柔軟で、応用力のある力です。

ハードにばかり頼ることなく、ハートでカバーできる力を、伸ばしていきましょう。
ハートは、無限大の力とエネルギーがあるのです。

2022年02月18日