仕事が楽しみなら楽園だ 808


心理学で「三分の一の法則」という、心の作用があります。

例えば、家族で遊園地に、遊びに行くとします。
家から遊園地まで、車で3時間かかります。
道路の混み具合を調べてみると、2時間は特に問題はないのですが、1時間は大渋滞に巻き込まれることがわかりました。
すると、途端に行く気が薄れ、遊びに行くのを止めてしまいます。

あるいは、店で購入したイチゴが、6個ありました。
6個食べたところ、2個はまずく、4個は美味でした。
すると全体的なイチゴの評価は、悪くなってしまいます。
これからその店で、イチゴを購入しなくなります。

このように、人間には不快なことが三分の一あると、三分の二が良くても、全体が不快に思えてきます。
そこで、全体をマイナス査定する、心理作用があるのです。

仕事でも、この法則が、当てはまります。
一日は、24時間あります。
仕事に費やす時間が、8時間だとすると、一日の三分の一に当たります。
その時間を「嫌だな」「苦しいな」「楽しくない」「忙しすぎる」、という気持ちで過ごしていたら、生きがいも希望もなくなります。
毎日が暗くなり、人生に輝きが、なくなってしまいます。

ここで、ロシアの作家、ゴーリキーの名言を紹介します。

仕事が楽しみならば人生は楽園だ。
仕事が義務ならば人生は地獄だ。

この名言のように、仕事を「楽しみ」ととらえるか、「義務」ととらえるかで、人生は楽園にもなり、地獄にもなるのです。
あなたの考え方や心しだいなのです。

8時間というワーキング・タイムを、楽しみましょう。
「楽しい」「おもしろい」「ワクワクする」「やりがいがある」「嬉しい」、と思える時間にしましょう。

そのためには、仕事から生きがいの芽を見つけ出し、楽しくなる工夫をして、大切に育てていきましょう。
そうすれば、毎日が楽しく充実し、人生が天国となっていくのです。

2020年10月07日