「ごめんなさい」は魔法の言葉 812


人間関係を良好にする、言葉があります。
その言葉は、「ごめんなさい」です。

この六文字の言葉を、有効に使っていくかによって、人間関係が好転し、人生が豊かなものになります。
しかし、現実は「ごめんなさい」を素直に言えない人が、多いのが事実です。

○「なんで僕が、謝らなきゃいけないんだ?」
○「なんで私ばかりが、悪者になるの?」
○「なんで怒られなきゃいけない?」

このように考えると、相手を受け入れられないのです。
心がトゲトゲしていて、自分ばかりがヒガイシャのような錯覚に、陥ってしまいます。

「ごめんなさい」という言葉は、「負けを認める」ための言葉ではないのです。
「ごめんなさい」という言葉は、「相手にひれ伏す」ための言葉でもないのです。

あるテレビドラマで、主人公が「ごめんなさい」というシーンがありました。
彼女の「ごめんなさい」が、あまりに素敵だったのです。
心がこもっていて、まっすぐで、耳に心地よく、潔くて、そして真心が伝わってくる「ごめんなさい」でした。
こんなステキな「ごめんなさい」が、言える人の人生は、どんなに心豊かなことでしょうと、強く思いました。

「ごめんなさい」は、いつでも、何回でも使ってもOKなのです。
人生を幸せな方向に、リセットできる、魔法の言葉なのです。

コロンビア大学のチームは、「謝罪と影響」の関係を、証明しました。
誰かに謝まられると、脳は共感しようとします。
このため、「ごめんなさい」と言う言葉を聞くと、気持ちがすっきりとして、軽くなるということが、証明されたのです。

人は誰でも、失敗・迷惑・トラブル・ミス・誤解・激怒など、多くのことを起こします。
これは、生きていく上では、自然なことであり、当たり前のことなのです。
このようなことを、起こさない人は、世の中には一人もいません。
誰でもそのことを、知っているのです。

素直に謝ろうとする、あなたの誠実な心が、尊いのです。
ですから、自分が悪いことをした時は、「ごめんなさい」の魔法の言葉で、いさぎよく謝りましょう。

きちんと心を込めて、謝ることができれば、相手はきっと優しい言葉を、返してくれるはずです。
自分も相手も気持ちが楽になり、二人の絆が、強くなるのです。

2020年10月11日