忘れかけている三つの生きる心 823


作成した書類を相手に渡した時に、相手はその書類をどのように、受け取るでしょうか。
ある人は、その書類を片手で、受け取りました。
別の人は、その書類を「机の上に置いて下さい」と、言いました。

はたして、この二人の受け取り方で、いいのでしょうか。
心に残っている言葉に、「人の命も物も、両手でいただきなさい」があります。
この言葉の通り、書類を両手で受け取るべきでは、ないでしょうか。

現代は、「便利」「快適」「スピーディ」の時代です。
慌ただしく、イライラの毎日です。
その流れの中で、残念なことに、人の命も物も、大切にされなくなっています。
片手で物を渡す、片手でお付き合いを、しているのです。

時代の流れの中で、日常のすることに追われ、自分の「生き方」を、おろそかにしているように思います。
特に忘れかけている、三つの生きる心を紹介します。

「待つ心」

☆自分と異なる意見を持つ人、違う生き方をしている人を、受け入れる。
☆どんなことに対しても、許して、温かく受け入れる。

「思いやりの心」

☆人を優しく、助ける。
☆人に対して、関心を持ち、人の痛みを理解し、分かち合う。

「自分を大切にする心」

☆どんな時も、自分を信じて、自分に優しくする。
☆自分の命に、感謝の気持ちを持つ。

今の世の中を、より良く生きるために、「待つ心」「思いやりの心」「自分を大切にする心」を大切にして、生きましょう。
そして、これから人の命も物も、大切に両手で、いただくようにしましょう。

2020年10月22日