何のためと聞かずに動こう 837


人から、「~して下さい」と、言われた時に、どのように思いますか。

○どうして私が、しないといけないの?
○一人だけで、しないといけないの?
○いつまでに、しないといけないの?
○言われたことをすると、いいことがあるかな?

このように、思ってしまいます。
そうすると、何のためかなど、理由がわからないと、なかなか動こうとしません。
このような人は、行動力があるとは、言えないのです。

アメリカ航空会社のパイロット採用テストを、紹介します。

パイロットの採用テストがあります。
アメリカでも、リクルートスーツを着ます。
面接官は、「集まっていただきまして、ありがとうございます。これからショートパンツを配りますから、これに皆さん、履きかえてください」と言って、配ります。

それが派手な柄の、ショートパンツなのです。
この時に、「なんのためにこんなものに、履きかえるんだ」と、怒る人もいます。
そういう人は、「大変失礼しました。どうぞお帰り下さい」と、言われます。
それが、テストなのです。

「何があるの?」と、思いながら、履きかえた人は、合格です。
チャンスをつかめるのは、何のためと聞かずに、動く人なのです。

まじめな人は、「何のために」と、言います。
まじめな人ほど、言うことを、聞きません。
何のためにやるのか、わからなければ、動かないのです。

ノリの良い人は、フットワークが軽く、まず動きます。
臨機応変な対応が、できるのです。

何のためと聞かずに、とにかくまず、動きましょう。
動けばそのわけも、自ずとわかるのです。

2020年11月05日