本番より準備こそ真剣勝負で 841


本番で最高の自分の実力が出せ、成功を手に入れることができる、秘訣があります。
それは、それまでの準備にこそ、勝敗のカギがあるのです。
しかし、このことを知らない人が、多くいます。

○これぐらいの準備でも本番では、なんとかなるだろう。
○本番の時に、最高のものが、出せさえすればいい。
○だいたい準備ができたので、本番では、おそらく上手くいくだろう。

このような甘い考えで、準備をして、本番に臨むのです。
結果は、良い結果が出なかったり、失敗に終わる場合が、多いのです。

元プロ野球選手の松井秀喜さんは、現役の時に、「いかにいつも一番いい準備を、していくか、そればかり考えていますね」と、語っています。

同じ元プロ野球選手のイチローさんは、現役の時に、「日米通算8年連続の首位打者記録が、止まることは残念ではありますが、人に勝つためという価値観で、野球をやっているわけではありません。やれることはすべてやりましたし、手を抜いたこともありません。やろうとしていた自分、準備した自分がいたことを、誇りに思います」と、語っています。

元テニスプレイヤー、マルチナ・ナブラチロワさんは、「集中力は、練習中にコートの中で生まれるもの」と、語っています。

この三人は、本番自体にあまり興味を、示さないのです。
本番の舞台に上がるまでの準備に、集中して、全力をつくしているからです。
本番は、自分がそれまで行ってきた、準備の確認作業なのです。

準備こそ、真剣勝負なのです。
準備に全力を尽くして、本番では心地よく、今までの成果を思い切って、発揮しましょう。

2020年11月09日