自分で必ず判断しよう 861


世の中で、活躍している人の特徴が、あります。
それは、自分で考え、自分で判断している人です。

日常的に考え、判断することが、習慣化しているのです。
しっかり熟慮し、的確に判断できるのです。

自分の判断を、人が否定する可能性があっても、自分の判断を、主張することが、できるのです。
それだけ責任が、伴います。

世の中で、活躍できない人の特徴が、あります。
それは、自分で考え、判断しようとしない人です。

日常的に人の考えに、同調するだけなのです。
責任を負うのが、怖いのです。

ここで、トヨタ自動車元社長、石田退三さんの言葉を、紹介します。

トヨタでは、「獅子(しし)の子教育」という手を使って、社員を鍛える。
(獅子の子教育とは、「獅子は、わが子を千尋(せんじん)の谷に、落として鍛える」という、故事からの言葉です)
自然、自分の信念を、持つ社員が多くなる。
それが昇格して、再び後輩をしごく。

いわゆる「付和雷同(ふわらいどう)」型は、まず評価されない。
一番嫌われるのが、「盲従型」社員。
自分の意見というものがない。
命令すれば、一応そつなくこなす。
他社はいざ知らず、トヨタでは絶対に、出世できない。

部下が、問題解決の四つの方法をあげて、「課長、決裁」も、まだダメである。
「いちいちオレに聞かずとも、自分でこうやりたいと、なぜ言わんのか」
万事が、この調子である。
いきおい骨っぽい社員が、揃う。

この言葉は、自分の信念を持ち、考え判断することの重要性を、教えてくれます。
判断の善し悪しを、気にする必要は、ありません。

とにかく、物事を自分で、しっかり考えましょう。
そして、最終的に自分で、必ず判断しましょう。
このことが、自分の信念を高めることでも、あるのです。

2020年11月29日