4つの心の葛藤を知ろう 933


ストレスの原因の1つに、心の葛藤(かっとう)が、あります。
2つの選択肢の間で、いわゆる『板ばさみ』の状態に、なることによって、引き起こされます。
これを心理学的には、『心理的葛藤』と、言います。

たとえば、試験勉強をしなければならない、ということと、テレビゲームをしたい、ということは、両立して同時に、実行することは、できません。
勉強しなければ、テストの点数が悪く、成績が落ちてしまうので、それは避けたいと、考えます。
しかし、テレビゲームで遊ぶのは、楽しいことなので、どうしてもやりたいと、考えてしまいます。
このような悩ましい状況において、ストレスを、感じてしまいます。

心理的葛藤には、次の4つが、あります。

☆自立と依存の葛藤

仕事などで、成果を出すために、自分だけの力で頑張るぞ、と考えているに、同時に、誰かに助けてもらいたいと、思ってしまう。

☆親密と孤独の葛藤

好きな人と、もっと仲良くなりたい、と思うと同時に、自分自身について、明け透けに全てを、さらけ出すことには、抵抗を感じてしまう。

☆協力と競争の葛藤

会社で同期の仲間は、いっしょに協力して、仕事をする頼れる仲間であるが、同時に、仕事の成果や出世の上では、ライバルとなって、競争することになる。

☆衝動性と道徳性

部下が、大きな失敗をした時に、上司として、部下の失敗をカバーすることが、大切だと分かってはいるのに、カットなって、部下を大声で、怒りたくなってしまう。

このように、4つの心理的葛藤が、あります。

しかし、心配しなくても葛藤は、誰にでも、起こるのです。
葛藤は、自分自身の心の正直な声でも、あるのです。

その時その時で、自分の正直な声に従って、前に進めば、いいのです。
悩みすぎるから、ストレスを、感じてしまうのです。

4つの心の葛藤を、知ることで、心の板挟みと、上手につき合って、いきましょう。

2021年02月09日