不況でも強いキャリアを持とう 957


不況など経済が低下すると、多くの企業等の経営が、不安定になります。
経営困難に陥った企業は、リストラを行ったり、倒産してしまいます。

そうなると、この企業で一生頑張っていこうと、思っていた人でも、会社を辞めることになります。
今までは給料を貰い、安定していた生活が、経済力がない、不安定な生活になります。
家族が幸せでいられたのに、収入がないため、どん底の生活を、しいられます。

幸せにとっては、家庭の経済力は、とても大切なことなのです。
会社を解雇されても、次の仕事があればいいのですが、能力や技術等のキャリアがない人にとって、再就職は、大変難しいのです。

あるM&Aを手掛けている会社で、リストラされた50代男性は、過去に医療法人で、事務長をしていたそうです。
彼は、かつての医療法人時代の縁をたどることで、現在はクリニックのコンサルティング会社に、再就職を果たしています。
これは、過去の人脈を掘り起こして、生き残ることができた事例と、言えるでしょう。

そこで、下記の「あなたの価値を測る3つの項目」を、チェックしてみて下さい。

1 人脈を持ってこられるか? 

人脈については、「自分のお願いごとを、何人の人が、聞いてくれるか?」を、考えてみると、わかりやすいでしょう。
これは、今までの仕事の積み重ねによって得た「信頼貯金」のようなものです。

2 技術を持ってこられるか? 

2つの目の「技術」は、プログラミング、マーケティング、広報、クリエーティブ、編集、マネジャーなどが、該当します。
これらの技術は、チームの中で、発揮されることが多いため、実績とスキルを、相手にわかる言葉で、説明できる必要が、あるでしょう。

3 資格・経歴を持ってこられるか? 

最後の「資格・経歴」は、弁護士、会計士、建築士などが、まずわかりやすいでしょう。
転職先に有資格者がいなければ、あなたに優先的に、オファーが来るのは、間違いありません。
しかし、難関資格などを持っていないし、今更取得するモチベーションもないという人も、少なくないはずです。

そこで、もっとも重要なのが「経歴」を、持ってこられる人です。
コンプライアンスの実務経験のある人、CFO(会計士とは限らない)の経験のある人、金融業界勤務歴10年以上の人、IR(インベスター・リレーションズ)の経験のある人などは、近年スタートアップ領域で、かなり必要とされている人材です。

この3つのチェック項目のどれかに、該当したでしょうか。
自身のこれまでの仕事を、振り返ってみてください。

社会的に必要とされる、人材であればあるほど、社会的に排除されるリスクは、軽減します。
ことわざに、「備えあれば憂い無し」が、あります。

家庭や自身の幸せのためにも、日頃から不況でも強い、キャリアを身につけ、高めていきましょう。
そのことが、今の企業等へ、貢献することにもなるのです。

2021年03月05日