自分を演出しよう 993


多くの人に、自分自身を、見せる場合があります。
講演、楽器の演奏、発表会、プレゼン、説明会など、いろいろあります。

そのような物事を、表現するときに、それを効果的に、見せることが大切です。
つまり、人に自分の良さを、最高の状態で、見せる演出が、必要なのです。

あるプロ講師は、講演会で人前に立つとき、「自分は世界一ウマイ講演者だ」と、自分で自分をダマして、心をコントロールし、テンションを上げてから、演台に立つそうです。
最高のパフォーマンスができるように、自分を演出しているのです。

成功者と呼ばれる人の中には、そうやって、自分の中にもう一人、「スゴイ自分」を作り上げて、人前では、その「スーパースターである、もう一人の自分」に成りきる人がいます。

カリスマロック歌手の「永ちゃん」こと矢沢永吉さんは、こんなことを言っています。
「もうね、暗示をかけちゃうの。自分に。『オレは才能あるんだ』『素晴らしいんだ』って思わない限り、やってられないものね。自分で『ちょっと、僕は・・・』という奴は、人前で歌う資格はない」

矢沢さんは、「ヤザワは、こう思うんです」って、自分のことを「ヤザワ」と、三人称で呼びます。
常に「大スターのヤザワは、こんなときにどうするか? 何と言うか?」と客観的に考えながら、自分を演出しているからなのでは、ないでしょうか。

この二人のように、人前で何かをする時には、「自分はウマいんだ」「自分は才能があるんだ」「素晴らしいんだ」と、暗示をかけましょう。
そして、その通りに成りきりましょう。

自分を意識的に、演出することで、最高のパフォーマンスが、発揮できるのです。

2021年06月26日