スピーチ(相手の話・講演等)において、聞いていて面白くないと感じる時があります。
それは、話の内容がマジメでカタイ話ばかりで、笑いやユーモアがないのです。
話を聞く人は、そんな難しい話や立派な話ばかりでは、退屈してしまいます。
どんなに内容が、素晴らしい話であっても、人の心を揺さぶることが、できないのです。
ここで第40代アメリカ大統領、ロナルド・レーガンが、テレビに出演したときの名スピーチを紹介します。
「私が大統領になれた理由は、9つある!
まず、1つ目。
バツグンにすぐれた記憶力!
そして、2つ目。
えーと・・・。
何だっけ?」
バツグンにすぐれた記憶力と言っておいて、2つめを忘れているのです。
本当に忘れているのではなく、忘れたフリをしているのです。
このスピーチで、アメリカ中が、ドッカンとウケたのは、いうまでもありません。
このスピーチで、すべての人が、レーガンのスピーチに、注目したのです。
もし、マジメに「大統領になれた9つの理由」をスピーチして、自分がいかにスゴイかをまくしたてていたら、スピーチを聞く人が、あまりいなかったかもしれません。
レーガンという大統領、記憶力はともかく、そのユーモアセンスがバツグンで、国民の人気が高かった。
そして、このレーガンさん、実は、もう一つ「あること」を意識し、それを実行することで、国民に「器の大きさ」を感じさせることに成功していたのです。
スピーチには、まず笑いを振りまきましょう。
そして、あなたの人間性を、スピーチしましょう。