駅で、昔の友だちを遠くから見かけた時に、あなたは、どのような態度をとりますか。
○知らないふりをして、通り過ぎる
○遠くから友だちに、声をかける
○友だちの所まで駆け寄り、嬉しそうに笑顔で、声をかける
この中で、1番人に好かれる態度は、「友だちの所まで駆け寄り、嬉しそうに笑顔で声をかける」ではないでしょうか。
このような態度に対して、相手は大変好感を持つのです。
ここで、昭和の政治家、田中角栄元首相のエピソードを紹介します。
新潟県を地盤に、選挙では圧倒的な強さを誇りました。
何しろこの角栄さん。
選挙カーで地元を回るとき、田んぼで農作業をしている人を見かけると、革靴と背広という格好で、ズボズボと田んぼに入っていって、握手をしたそうです。
もう、革靴もズボンも、田んぼの泥でグチャグチャ。
靴なんて、一発で使い物にならなくなります。
角栄さん、そうやってドロドロになって、農家の人と握手して、にこやかに選挙カーに戻る。
そして、用意しておいた、新しいズボンと靴にはきかえると、次の田んぼに向かう。
次ではまた、同じようにズボズボと田んぼに入っていき、農家の人と握手をする・・・と、その繰り返し。
これ、誰がどう見たって、ポーズです。
票が欲しいからやってる、パフォーマンスだとは、農家の人にもわかります。
でも・・・。
たとえ、ポーズだと分かっていても。
それでも、革靴と背広を台なしにして、自分たちがいる田んぼに入ってきてくれたら、感激するんです。
大好きになるのです。
少し意識して、人に好かれる態度をしましょう。
自然とみんながあなたを、好きになることでしょう。