昔、浅草で人気のあった喜劇役者、曾我廼家(そがのや)五九郎は、「お互い、嫌いなヤツをコキおろしだすと、30分はすぐだ。だが、感心してホメようとすると、2分もつづかない」と、言っていました。
つくづく本当だと思います。
ことわざに、「ほめ手千人、悪口万人」があります。
この意味は、「ほめる人が、千人いれば、悪口を言う人は、一万人いるということ。世の中は、ほめる人よりも、けなす人のほうが、多いということ」です。
多くの人が、人をほめることは少なく、人の悪口になると、積極的になりがちです。
明智光秀が、もと秀吉に仕えた家臣に、秀吉の人使いを聞きました。
「あの殿は、ちょっとした手柄でも、思いのほかほめてくださる、というのが、家中の評判でした。私の場合もそうでした」と、答えたといいます。
さすがに苦労人らしい、秀吉の人使いです。
誰でも多くの人から、好かれたいものです。
人の悪口は少なく、人をほめることは多く、このような人になりたいものです。
