『一休さん』で知られる、一休禅師に、書を求める人が、多かったそうです。
一休禅師は、そのたびに「ご用心」と、書いて与えました。
「たまには他のを」と頼まれますと、「ご用心、ご用心」と重ねて書き、不満そうな顔をすると、「ご用心、ご用心、ご用心・・・」と、いくつでも書きたしたそうです。
「別な字を」と言いましたら、「只(ただ)、ご用心」と、『只』の1字を付け加えたといいます。
いかにも機智に富んだ、一休さんらしいです。
人生なんて、政治家がよく使う『一寸先は闇』ではないが、いつ、何が起こるか分からない。
だから、ふだんから用心を、心がけることが大事だよ。
これを無言で、教えていたのです。
一休さんの教えのように、何事も「ご用心」で、生きたいものです。
長い人生、いつどのようなことが起こるか、誰もわからないのです。
