心の貧乏・金持ち 1246


「9羊を育てる貧よりも、1羊を育てる富をとれ」

この言葉は、作家の水上勉さんが、京都のお寺で小僧をしているとき、和尚からいわれた言葉で、今も心に残っていると書いておられました。

言葉の意味は、9匹の羊を飼っている金持ちは、もう1匹増えれば、10匹になる。
隣の1匹しか飼っていない貧しい家から買ってやろう、そう考えるだろう。

だが、わずか1匹の羊でも、家族みんなが楽しんで飼っている貧しい家もある。
9匹でも満足できず、10匹いないと物足りなく思う心が、間違っている。
心の貧乏人ではないか。

たった1匹でも満足し、楽しんで飼っている人のほうが、心は金持ちだ。
和尚さんは、水上さんに、この心の持ち方を教えたのだと思います。

1匹の羊でも、満足し楽しめる、生き方をしたいものです。
心の持ち方しだいで、貧乏にも、金持ちにもなれるのです。

2026年05月15日